あんまり意味のないエントリ

「健常者」は、学歴、社会的地位、読んだ本をさりげなくほのめかす障害者が嫌い。まるでなんの本も読んだことがないかのように、日常の言葉だけで、なにげなく「健常者」の気持ちに届く言葉を放つ健常者が好き。 「健常者」は、それとなく余裕をアピールする…

ブッカ・ホワイト

なんでこんなかっこいいんだろうねぇ?? 最近、ブラウザ開くたびに見てる。僕はブルースが好きです。とくに、ふるいやつの、オープンチューニングのギターでかき鳴らしてがなってるようなやつが大好きです。でも、こういったものを聞く時、本当には好きなん…

ぱらいそはいずこ

ぼくに言わせりゃ、いまの演劇なんて固定観念と既成概念のアンソロジーさ。幕があがると、いつも夕暮れどきって決まってるんでね。そこに芸術の聖堂を司る聖なる名優たちが現われ、人間はいかに飲み食いし、いかに愛し、いかに歩き、いかに服を着るか、演じ…

『細切れのお笑い』が示すもの

――では、つまらない番組は。 横澤 どの番組が、ではなく傾向として2点不満がある。1つは似たような番組が 多すぎる。もう1つはお笑いを細切れに扱い過ぎている。1点目は、視聴率が高い他局 番組を安易に真似しているということ。自分たちが番組をつくってい…

ファック文芸部

に参加しました。時期はずれな感もありますが。 slimo the fatter http://neo.g.hatena.ne.jp/slimo/ で、いくつか短編かいてます。 白雪姫のやつ書いた。テーマ、割と練ったんだけど、ちゃんと読み取れるかどうかは不明な荒削りっぷり

乞食と唾

朝起きると空気がすげぇ酒臭くて、これが自分の息だと気付くまでには少しばかりの時間を要した。あたまがくらくらする/昨日飲みすぎた/ぐらついて灰皿を踏み付けた。畳がおれの肺のように真っ黒になった。 先週から気管支の調子が悪くて、満足に眠れない。…

生きているのがめんどうだ

まったくなんてやつだ人生は。結局勝ち馬に乗ったやつが勝つゲームじゃねえか。僕は今日も布団にくるまってそう呟いた。だから成功するか、しないかどうかなんてただの確率ゲームにしかすぎないんだ。だから……だから、っていっちゃおかしいんだろうけど、僕…

人間とあくま プロローグ

目を瞑れば、いつも思い出す風景。 知らない街での期待。高揚感、…そして軽い不安。 その中に浸りながら、みなが今日の夜に向けて準備をしている。 腰で互いにくっついた、白い真珠のような肌をした双子の美しい女が楽しそうに、自らの奇麗な、緑と藍色の宝…

今構想中の主人公

ハーフフィーンドの魔物っ子さん。 絵は大学の同級生:N村 培 氏*1による。 *1:神戸大学軽音二部部長。なんとこの絵は数十秒で描かれてしまった

雨よりももっと

構成かえるために、ほぼはじめから書き直し+再編成することにします。 モチーフ(元ネタとも言う)として、ある民話をもじろうと考えているんですが この冒頭だとモチーフっぽさがまったく出ないことに気づきました。 素人の練習なのにグロさを抑えようとか…

雨よりももっと 3

雨よりももっと 1 雨よりももっと 2 石上の葬儀から一週間が過ぎた。 その間に、学校までの川沿いの道を薄紅色に彩っていた桜にも徐々に緑の葉が混じり、生命力に溢れかえったその姿をこれでもかと誇示している。ちょうどその木々の緑葉が、可憐に色づいた、…

美意識について

自己の美意識は社会によって定義される。 故に、社会の根底にあるシステムを肯定し、維持する方向に美意識は向く。 by 俺 おせん見てて思った。 待遇の悪さと、技術習得のトレードオフは理解できるけれど、そして、自分もそれが正当だと思うけれど、その大言…

雨よりももっと 2

雨よりももっと 1 凄まじく陰鬱な葬儀だった。 石上真子、通称『ママ子』の葬儀は、彼女の自宅で、しめやかに行われていた―――とは、到底言いがたく。いや、客観的に、事実だけを見ればそう言えるだろう。とても『しめやか』に葬儀は進行している。黒いスーツ…

雨よりももっと 1

「あー、どしゃ降りだよー」 空。―天蓋には灰色の雨雲が張り付いていた。…が、その陰鬱な雲は、自身の限界近くまで溜め込んだその湿気を、満面に湛えている緊張感、それ以外のものを決して降らせているわけではなく。 「雨なんて降ってないじゃん」 宙に手を…

練習 2 私の○○さん

風呂に入ったまま、眠ってしまっていたようだ。湯は、もうぬるくなってしまっていた。指の皮がふやけてしまっている。湯で顔をこすり、唸りながら浴槽のへりにあごをのせ、細い目を開けると、そこに、黒い靄*1のようなものが見えた。湯気の見間違いかと思い…

練習 1

いつもの陰鬱な会議だった。もうどのくらい時間が過ぎたのかよくわからなくなっていた。いつだって「彼ら」は安全な方法をとりたがる。まるで自分たちの黒い硬質な肌のように、仕事や概念までカチカチに決めたがる。すき間なくピースを詰めていくようなパズ…